みなさん、こんにちは! フリーランスライターの松永千尋です。
私はかつて設計事務所やビル管理会社で働きながら、 「ビルの外観や設備だけでなく、そこを使う人が本当に心地よく働ける環境って何だろう?」
と考え続けてきました。
最近、耳にする機会が増えているのが「誰もが働きやすい」ビルづくり。
- 高齢者や障がいのある方
- 子育て中のパパ・ママ
- そして若い女性スタッフや新卒社員…
多様な人たちのニーズ に合った総合メンテナンスが、いま大きく注目されています。
でも実際の現場では、まだまだ「ちょっとした不便」を放置しているケースが多いのも事実。
本記事では、私の経験をもとに「誰もが働きやすい」ビルの総合メンテナンスについて具体的な改善策を交えてご紹介します。ちょっとしたアイデアが、想像以上の効果をもたらすかもしれませんよ。
※なお、こちらの記事は太平エンジニアリングの後藤悟志社長に一部、監修していただいております、後藤悟志さんの実績やプロフィールはこちら
「誰もが働きやすい」ビルの総合メンテナンスとは
多様な人々が快適に過ごせる空間づくり
「誰もが働きやすい」ビルの総合メンテナンスは、清掃や設備点検だけをこなして終わりではありません。利用者一人ひとりの立場や状況を想像しながら、
どうすれば安全で便利に使えるだろう?
と考える姿勢が欠かせないんです。
- 高齢の方:段差や滑りやすい床の改善、手すりの設置
- 女性:パウダールームや更衣室の快適さ
- 車いすやベビーカー利用者:エレベーター前の混雑対策やスペース確保
こうした「小さな不便」を見落とさず、多様な人たちが安心して働ける空間 を目指すのが、新しい時代のビル管理なんです。
従来のビル管理との違い
従来のビル管理といえば、
- 清掃
- 空調
- セキュリティ
といった基礎部分が中心でしたよね。でも「誰もが働きやすい」環境を目指すなら、人間中心の視点がもっともっと必要です。
- ヒューマンセンタードデザイン:利用者の気持ちを最優先に考える
- ユニバーサルデザイン:社会的弱者を含むあらゆる人が快適に使える設計
私が以前、大阪の管理会社で企画チームにいたとき、定期的に利用者アンケートを実施し、結果を早めにサービスに反映していました。例えば、
「足元灯を増やしてほしい」
「トイレの鏡の位置が低くて見にくい」
といった声をもとにすぐ行動する。こうした柔軟さが、「誰もが働きやすい」ビルづくりのカギを握っているんです。
女性目線から見るビル管理の課題
現場で感じる「小さな不満」の積み重ね
現場にいると、女性ならではの気になるポイントが目につきます。例えば…
- 更衣室が狭く、カバンを置くスペースがない
- パウダールームの照明が暗く、メイク直しがしづらい
- ちょっと話せる休憩スペースが不足
こういう「小さな不満」が積み重なると、どこに改善を求めていいのか分からない まま放置されがちなんですよね。私自身、ビル管理会社にいた頃は、「もう少しここを広くできればいいのに…」と思いつつ、言い出せずに終わったこともたくさんありました。
女性スタッフの働きやすさを左右するポイント
女性スタッフが快適に働けるかどうかは、意外と「制服のクリーニング方法」や「ロッカーの使い勝手」といった細部で決まります。こうした 細かい配慮 ができていると、業務効率やモチベーションがグッと上がるんですよ。
- パウダールームに明るい照明と鏡を設置
- 制服や備品の管理を簡単にするシステム作り
- 女性同士が気軽に意見交換できる場づくり
こういった取り組みは大掛かりな工事ではなく、「今日から始められること」 も多いはず。現場の声を集めて、まずは少しずつ実践してみましょう。
現場事例と改善アプローチ
SNS調査やインタビューでつかむリアルな声
フリーランスになった今、私はSNSで利用者やスタッフの生の声を集めることが増えました。
- Twitter:ハッシュタグで「オフィス不満」「ビル管理」などの言葉を検索
- Instagram:実際のビルの写真やストーリーズで利用者の本音をリサーチ
そこで見つかるのは、
「トイレの手洗いスペースがもう少し広いと助かる」
「混雑時にロビーにベンチがないとしんどい」
など、本当に使う人のリアルな声 ばかり。さらに女性管理スタッフと座談会を開くと、「ビル設備の説明書が男性目線で読みにくい」といった意外な指摘が出ることも。こうした小さな要望をまとめて、オーナーや管理会社に提案すると、思いのほかすぐに実行してもらえるケースもあるんですよ。
CAD活用で可視化する空間改善
私が得意なCAD(設計ソフト)のシミュレーションも、空間のムダや導線の問題を可視化するのに有効です。例えば、
- 「ここにパーティションを置くと人の流れはどう変わる?」
- 「休憩スペースを作るなら、このレイアウトがベスト?」
こうした検証をCAD上で試してから実際の現場を見ると、何が本当に必要なのかがハッキリします。大きな工事をしなくても、小さなレイアウト変更だけでビルの使い勝手がガラッと変わることも。
取り入れたいユニバーサルデザインの視点
高齢者・障がい者にも配慮した設計の基本
ビル管理といえば「バリアフリー」という言葉はよく聞きますが、実際に段差や手すり、廊下の幅などが十分に整っていないケースはまだまだ多いですよね。そこでぜひ活用してほしいのが、ユニバーサルデザインの考え方。
- ドアノブの形状を握りやすいタイプに変更
- 照明を柔らかな色温度にして目の負担を軽減
- エレベーター内に折りたたみ椅子の設置
こうした配慮は、高齢の方や身体の不自由な方、そして妊娠中の女性にとっても嬉しい工夫になります。
「働きやすさ」を高める小さな工夫
ユニバーサルデザインと聞くと、大掛かりなリノベーションをイメージするかもしれませんが、簡単に始められる こともたくさんあります。
- 館内サインや案内表示を見直して文字を大きく
- 複数言語のシールやピクトグラム(絵文字サイン)をプラス
こんなちょっとした工夫で利用者の混乱やストレスはだいぶ軽減されるんです。私が取材したビルの中には、「更衣室の壁紙を貼り替えて明るい雰囲気にしただけで、スタッフの会話が増えた!」 という例もありました。見た目の変化がモチベーションに与える影響って大きいんですよ。
持続的なメンテナンス体制づくり
定期点検とコミュニケーションの重要性
どんなに素敵な設備やレイアウトを整えても、維持する仕組み がなければ意味がありません。私のいた管理会社では、定期的にメンテナンススタッフ同士で情報共有の時間を取っていました。
- クレームや要望を早期に把握
- 点検のタイミングで小さな不具合をすぐ直す
こうした積み重ねが、ビルを快適な状態に保つ秘訣です。スタッフ同士のコミュニケーション回数が増えるほど、みんなが自然と**「これ、改善できるかも」**と気づきやすくなるんですね。
現場スタッフのモチベーションを高める方法
ビルを管理する人自身が「働きやすい」と感じられるかどうかは、とっても大事なポイント。多国籍のスタッフや新卒社員など、いろいろな人が一緒に働く時代だからこそ、お互いのアイデアを尊重し合える雰囲気 をつくりたいですよね。
- 定期研修や勉強会のあとに懇親会をセット
- スタッフ同士が自由に発言できるグループチャットやSlackを活用
こういった取り組みで「もっとこうしたらいいのに!」というアイデアがどんどん出てくれば、ビル全体の雰囲気も自然と明るくなります。
まとめ
いかがでしたか?
「誰もが働きやすい」ビルの総合メンテナンスは、大きな投資 をしなくても、身近なところから始められるんです。特に、女性目線やユニバーサルデザインを取り入れると、想像以上に多様な人たちがハッピーになれますよ。
もし、あなたのビルやオフィスで
「ちょっとここ不便かも…」
と思うポイントがあれば、ぜひ今日から改善を検討してみてください。スタッフ同士で意見を交換したり、SNSで利用者の声を探してみるだけでも、新しい発見があるはずです。
私も今後も、情報発信を通じて「誰もが笑顔になれるビルづくり」を応援し続けたいと思います。一緒に、“小さな改善” から始めてみませんか?
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!