・マーケティングの種類を知りたい
・マーケティングの勉強をしたい
・各マーケティングのメリットを知りたい
不特定多数の大衆を対象とするマスマーケティングは、テレビや新聞、雑誌などを使って大々的に画一化されたプロモーションを行うやり方です。
大量に消費される商品やサービスとの相性が良く、消費者にとっても触れる機会が多いといえます。
インターネット時代にも行われていますが、広範囲に広告を出したり宣伝する必要があるので、コストが掛かるのがネックです。
インターネットが普及したおかげで、従来よりはコストが下がっていますが、それでも個人レベルでは難しいのが実際のところです。
その為、個人事業主や中小零細企業ではなく、大企業が主に採用している方法です。
分野は食品に飲料を始めとして、日用品に化粧品や車、保険と実に多岐にわたります。
ダイレクトマーケティング
ダイレクトマーケティングはターゲットを設定して、ターゲットに該当する顧客に対し、文字通りダイレクトにアプローチする手法です。
主に販売促進を目的としたやり方で、一方的ではなく双方向でコミュニケーションを図るのが特徴です。
企業は顧客がどのような反応をするか、それを見たり分析をすることで、効果を検証できるというメリットがあります。
このやり方はテレビや新聞などの従来のメディアよりも、インターネットとの相性が優れます。
そうなると、必然的に通信販売だったり、ECのようなビジネスで活用されることになります。
SNSで宣伝したり、メールを使う手法もこのやり方に当てはまります。
ゲリラマーケティング
ゲリラマーケティングは低コストで大きな結果を出すことを目的とする、まさにゲリラ的なやり方のことです。
インパクト重視のやり方ですから、戦略が大事だといえますし、どのように情報を出していかにインパクトが与えられるかが重要になります。
商品やサービスの印象を強く与え、家族や友人にも教えたいと思わせる、そういう戦略を練って実行することが不可欠です。
サプライズ的なやり方ですから、戦略さえ間違えなければ、インパクトを起点にまたたく間に情報が広がります。
バズマーケティング
インターネット、特にSNSを使ったバズマーケティングもこの手法の1つで、バズらせることを目的に戦略的な情報発信、展開を行うケースが多いです。
既存のインフラやサービスを活用するので、コストを抑えられるのは当然ですし、仮にもし狙った通りの結果にならなくても負担は最小限で済みます。
インターネットやSNSを活用する理由
インターネットやSNSを活用するのは、コストを抑える目的もありますが、消費者の反応が分かりやすく成果が目に見えやすいことも理由の1つです。
消費者に情報を発信してアプローチするといっても、現実で消費者にアプローチする方法もあれば、デジタルツールを活用するやり方もあります。
前者はイベントや実演販売といったリアルを指し、消費者に商品を試してもらったり、反応を見るといったことを目的に行われるものです。
対する後者はWebサイトやブログ、メールに動画や検索エンジンなども活用する手法です。
SNSもこのデジタルツールに含まれますし、近年はVRやIoT、デジタルサイネージなどもあります。
物理的な距離がなくなり、入り口が多くて顧客と接点を作りやすい、その意味でリアルよりも優れているといえるでしょう。
ただ対面による販売は強力ですし、実際に商品を試すことができる点はリアルには敵わないです。
デジタルツールを活用するマーケティングが加速化している
社会情勢により対面が避けられるようになっている現在では、デジタルツールを活用するマーケティングが加速化している状況です。
デジタルツールを活用するやり方の中で、Webに限定される特化型の手法もあります。
Webサイトを作ってSEOを行い、検索エンジンからの流入で問い合わせや購買などに繋げる、このようなやり方が該当します。
似たようなものにSNSや動画を使う方法もあって、それぞれWebを活用するデジタルツールのサブカテゴリに当てはまるといえますし、特化している共通点があります。
SNSはサービスによって主なユーザー層が異なるので、ターゲットに合わせて使い分けることが可能です。
Webサイトやブログよりもカジュアル寄りですし、ひと度投稿がバズればあっという間に拡散して広範囲に情報が伝わります。
しかし、やり方を間違えると炎上してしまい、ネガティブな情報が拡散することになるのでリスクが高いです。
動画はテキストによる説明ではなく、動きや音声を交えて商品を紹介したり、サービスの魅力を伝えるやり方です。
これはSNSにも当てはまりますが、影響力の大きいインフルエンサーとの相性が良いです。
どのように編集して発信するかによって効果が大きく左右されますから、動画なら何でも良いというわけではないです。
戦略が必要だったり専門知識が欠かせないので、動画による宣伝を専門的に扱っている企業もあるほどです。
まとめ
このように、マーケティングの種類はとても多く、細分化すれば更にもっと細かく分けられますが、いずれにしても特徴を知って上手く活用することが大切です。
商品やサービスの性質によっても、適したやり方というものは違ってきますから、流行っているという理由だけで安易に手を出さないことも大事です。