これからの芸能事務所は自分の特徴を出すことが必要になってくる

これからの芸能事務所は自分の特徴を出すことが必要になってくると考えたほうが良いでしょう。

これまでの芸能事務所はどちらかというとマネジメント業務をするところであったり、タレントを発掘するという事をしてきましたが、これからはそのような事は必要になるという事が考えられます。

大きな業務転換をすることが迫られることになる

つまり、大きな業務転換をすることが迫られることになると考えられるという事です。

理由は簡単でネットが普及したからで、これによって芸能事務所の仕事は大きくネットにとってかわられることになると考えられます。

基本的にマネジメントに生産性はありませんから、これを無くすことが出来ればそれだけ大きな価値を持つことになります。

マネジメントはできるだけ無くすことに意味がある

いわばマネジメントというのは企業でいうところの会議のような物で出来るだけ無くすことに意味があるという事が言えるでしょう。

これはネットが全て出来るようになっているのでこれで事足りるようになります。

メディアとの情報交換は契約も含めてこれはからは全てネットで行われるようになるでしょう。

契約が成立すればネット上にその契約内容が盛り込まれてスケジュール管理票に入れられて、契約の時間についての予定が自動的に入るという事になると考えられます。

つまり、マネージャーのような人がわざわざプロデューサーのような人と交渉してスケジュールが決まるというのではなく、既にその枠の仕事をしたいという人の募集があって、そこに希望者の入札があって、運営側が適切な人材をその中から選定して決めて、その結果をネットで伝えるだけという事になるのが、これからの人材の選定という事になるでしょう。

基本的に交渉という時間の無駄がこれで省かれることになっていくので、こうなるしかありません。

これまでの交渉というモノが成立していたのは、ネットが無かった時代で情報がメディアによって完全に牛耳られていた時代であればメディアに追随していればよかったのですが、ネットという全く新しいメディアが登場した事で、既に人々はこちらから情報を獲得するという時代になりました。

テレビの時代は既に終わってネットと同じように数あるメディアの中の一つという位置付けになるという事が言えるでしょう。

テレビにくっついていても仕事はもらえないという事になってしまう

そうなれば芸能事務所かオールドメディアと言われるようなテレビにくっついていても仕事はもらえないという事になってしまいます。

何故ならオールドメディアはコスト削減を迫られているので、それまでのなあなあな関係でやっていられない状態になっています。

既にネットに多くの視聴者を奪われているので、それを奪い返すために必死になって放送内容のレベルアップを図る事になるでしょう。

それと同時にコストパフォーマンスも考えて徹底したコスト削減もするはずです。

そうなると真っ先に切られるのはなあなあでやって来たところという事になるわけです。

ですから、これからはほとんどの芸能事務所が厳しい時代になるという事が言えるのでしょうが、これはある意味では当然というだけのことですから、特に厳しい事に否定的になる必要はありません。

これまではメディアが優遇されていただけという事で、あまりにも特権を与えられすぎていたというだけの事ですから、その特権が無くなるのは当然という事が言えるはずです。

これまでのメディアはこうした特権をかざしてあまりにもわがまま放題をやりすぎました。

今でもやっているのですが、そうした我が儘は全てネット上で公開されて否定されてきています。

ネット上では全ての人が平等に情報発信をすることが出来るところなので、意味なく特権を振りかざしているオールドメディアに対しては容赦がありません。

自分たちはこれだけ苦労して情報発信をして視聴者を獲得しているのに、オールドメディアは何の苦労もすることなく特権によって視聴者を獲得してやりたい放題の放送をやってきて情報を独占して来ました。

ですが、そのような事はもう出来なくなっていて、これからはネットが全ての情報を網羅する場所となり、ここからどんな情報を取捨選択していくのかが問われていく時代となるという事が言えるはずです。

そうなったときに芸能事務所がどこを向いて仕事をすべきなのかという事は既に明確に答えが出ているといっても良いでしょう。

芸能事務所はネットの方を見るしかない

ネットの方を見るしかありません。

何しろテレビは決まった時間にしか放送をすることが出来なくて、しかも一方向にしか情報が流れないので、極めて偏った情報となります。

ですが、ネットは24時間フルに情報が送受信出来て、それでいて双方向での情報交換が可能になっています。

そのため誤った情報などを出そうものなら、あっという間に叩かれて問題になり、炎上するという事になってしまいます。

それだけ厳しい世界という事になるのですが、本来は情報を発信するという側はそれだけの責任を覚悟して出さなければならないものであり、これまでの一方向での情報発信という方法が如何に偏ったものだったのかという事が分かるはずです。